ハイデルベルク(ドイツ)
 1987年6月、ハイデルベルクを訪れました。
 ハイデルベルクは、フランクフルトの南西約70キロメートルに位置しています。ライン川の三大支流のひつつネッカー川が流れるこの街は、歴史と若さを感じる古城と学生の街です。
 ネッカー川のほとりの市街地が見渡せる小高い丘の上にハイデルベルク城があります。この城は13世紀半ば神聖ローマ帝国のライン選帝侯の居城として建てられたといわれます。 また、ハイデルベルク大学は1386年創設で、ドイツ最古の伝統を誇り、現在でも1万人以上の学生が学んでいます。
 なお、ハイデルベルクは、「街の小物」「街の暮らし」でも紹介しています。

 ドイツ観光局の公式サイトはこちらから。

・ハイデルベルクの一枚・市庁舎・ハイデルベルク城・ネッカー川・ハウプト通り

人口約13万人


ハイデルベルクの一枚
 ドイツをはじめ、ヨーロッパの旧市街は街中にマルクト広場という市民広場があって、その周辺に必ず二つの建物(教会・市役所)があります。ハイデルベルクも同様の都市構造です。
 ハイデルベルクの一枚は、マルクト広場に向かって延びるハウプト通りです。通りを歩いていると教会の尖塔が見え隠れするので、「あそこに何があるのだろう、行ってみよう。」という気にさせてくれます。ヨーロッパの旧市街はどこもそんなつくりです。
にぎやかなハウプト通り、スカイラインもきれいに統一されてます
(自転車を降りて、歩行者と一緒に歩いているところがにくいです。)


市庁舎
 ヨーロッパの中世の街の中心部には市庁舎と教会が必ずありますが、ここ、ハイデルベルクも同じです。市庁舎の前はマルクト広場(市民広場)があり、今でも市場やカフェが店を開いています。

 
市庁舎とマルクト広場
(右後方の山の中腹の建物はハイデルベルク城)
 ハイデルベルク城から市庁舎を望む


ハイデルベルク城
 13世紀半ば神聖ローマ帝国のライン選帝侯の居城として建てられたといわれるハイデルベルク城。時を重ねながら拡張されたので、ゴシック、ルネッサンス、バロックなどの建築様式が混在し、これまでくぐってきた戦火の爪あとも残っています。
 小高い丘の上にあるので、ハイデルベルクの旧市街やネッカー川が一望できます。

 
旧市街から見上げるハイデルベルク城 戦火の爪あとが残るハイデルベルク城内

 
ハイデルベルク城から旧市街を望む(尖塔は聖霊教会) ハイデルベルク城から望むネッカー川


ネッカー川
 ライン川の3大支流のひとつ、ネッカー川。ハイデルベルク城からも川がよく見えます。川を渡った旧市街の対岸には哲学者の道があります。
 ネッカー川に架かるカール・テオドール橋は、選帝侯カール・テオドールが氷魂によって流された木製の橋に代わって建造したものです。中世からこの場所に橋がかけられており、現在の橋は5番目です。橋の上にはカール・テオドールの像、アテナ女神像、対岸端には橋の守護神ネポムクの像が立っています。

 
ハイデルベルク城から望むカール・テオドール橋 カール・テオドール橋


ハウプト通り
 旧市街のにぎやかなハウプト通り。通りを歩いていると、旧市街中心部にある教会の尖塔が見え隠れします。下の写真は、少しずつ少しずつ教会へ近づいて歩いていったときの様子です。

 
遠くに聖霊教会がはっきり見える 聖霊教会が尖塔のみ見える

 
近づいてきたので聖霊教会はほとんど見えない 突然、広場が広がる
(左が聖霊教会、中央奥は市庁舎、右後方の山の中腹はハイデルベルク城)


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