アムステルダム(オランダ)
 1992年10月29日、アムステルダムを訪れました。
 それまでのオランダのイメージは、畑一面に広がるチューリップ畑と風車のイメージでした。しかし、今や、風車はあまり実用で使われておらず、イメージの風景も郊外に行かないと見れないということで、何ごとも「百聞は一見にしかず」だなと再認識しました。

 また、その当時、大学時代の友人がアムステルダムへ留学していて、ダム広場で「よおっ」と大学卒業後8年ぶりに会いました。レストランで食事をとろうとしましたが、順番を三組待つのに1時間くらいかかりました。お客さんは何をしているかというと、皆さん、話に夢中のようで、人生エンジョイって感じでした。

 さて、アムステルダムは、13世紀頃にアムステルダム川にダムが築かれ、そこに集落が生まれたことに始まります。市内には165の運河が張りめぐらされ、約1300もの橋がかかります。郊外にいくと、牧草地帯が広がっていますが、それが水浸し状態なのが視認でき、全国土の1/3が海水面より低く堤防で国土が守られているというのが実感できます。なお、アムステルダムは、「街の小物」「街の暮らし」でも紹介しています。

 それから、もう一つ、アムステルダムに住む大学時代の友人に、「アムステルダムまで来たなら、是非!」と勧められるまま、街角のケーキ屋で売っているパンケーキを食したため、翌朝から数日間、体調不良でした。写真の枚数が少ないのはその体調不良が影響していますが、いい経験でした。

 オランダ政府観光局の公式サイトはこちらから。

・アムステルダムの一枚・ダム広場   ・都心部  ・自転車の街・オランダらしい風景

人口約72万人


アムステルダムの一枚
 アムステルダムの写真のなかで選んだ、この一枚。都心部の有名な通りの街並みです。市内は自転車が非常に多く見られます。この通りは、車道・歩道・トラム軌道・自転車専用道が整備され、青い色のベンチやオブジェが設置してありました。通りの名前は、そのうちに思い出すでしょう、きっと。
ダム広場付近の通り


ダム広場
 ダム広場は、街の歴史が始まった場所で、「アムスのおへそ」とか「アムスの心臓」と呼ばれており、文字通り、アムステルダムの中心部です。
 この広場を中心として、アムステルダム中央駅へ通じるダムラック通り、アムステル川へと通じるロッキン通り、繁華街のニューウェンダイク、カルファー通りが広がっています。広場周辺には、17世紀に市庁舎として建てられた王宮、1815年以来オランダ国王の即位式が取り行なわれる新教会などがあるほか、土産屋もたくさんありました。
 ダム広場を待ち合わせ場所にして、大学時代の友人と再会しましたが、8年ぶり、しかもアムステルダムでというのがなんか変な感じでした。

  
ダム広場と王宮(左)・新教会(右) ダム広場に面する建物
(1階は土産屋)
 ダム広場周辺の街並み
(車道、歩道、自転車道、電車軌道が整備されている)


都心部
 アムステルダムの旧市街は、運河が放射状かつ同心円状に配置されてクモの巣のように広がっています。13世紀初め頃から行われた干拓では、アムステル川の水を堰き止め、たくさんの運河によって流れを分散させる方法が考えられたそうです。
 建物は、勾配屋根の建物が多く見られ、間口が意外と狭いのが特徴です。写真を見て、それらを感じていただけますか。たしか、間口の大小により税金が違ったため、間口が狭くなったというのを聞いた記憶があります。
 また、アムステルダムの大学へ留学して建築設計を学んだ友人によると、周辺の建物との調和をまず念頭にいれて設計するのが基本で、大学教育の時点から日本の教育と違うと言っていました。一般的に、欧州では、地区詳細計画といった都市計画手法により、用途や建物高さ、さらには窓の位置などまで事細かに決めていることが多いのです。

  
都心部の街並みとトラム乗り場
(ロッキン通り)
 都心部の街並みとトラム乗り場 都心部

  
運河その1 運河と運河クルーズ船 市民の足、トラム

  
運河沿いの道路
(運河沿いは駐車車両がいっぱい)
 正面がオランダ国立博物館
(レンブラントの「夜警」などを展示)
 跳ね橋


自転車の街
 アムステルダムは平地で自転車で移動しやすいため、自転車を多く見かけます。単に自転車が多いだけでなく、道路にはちゃんと自転車専用レーンが整備され、駐輪スペースもありますが、交通マナーはあまり良くありません。駐輪も運河の欄干につないでいるケースが多く、右下の写真のように整然と駐輪しているのは珍しかったです。

  
自転車専用レーン
(右下トラム軌道と歩道との間)
 自転車専用レーン
(ちょっとあぶなさそう)
 運河沿いの駐輪スペース


オランダらしい風景
 オランダらしい風景というと、チューリップ畑と風車だと思います。しかし、訪れた時期が10月末なので、チューリップ畑はありませんでした。そこで、数少ない写真から、風車と市内に張り巡らされた運河などを集めてみました。
 運河クルーズ船にも乗りましたが、地上にいるときと視線の高さがあまり変わらないので、いまひとつでした。

 
おお、これぞ風車(観光用) 運河沿いの街並みと街灯

  
三連続風車 運河クルーズ船乗り場(右側) 跳ね橋


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